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【YouTube番組】「カルチャーから知る朝鮮半島のこと」

2022.8.23

#安田菜津紀

【説明】
『カルチャーから知る、朝鮮半島のこと』
早稲田大学韓国学研究所と共催で、動画配信を通し朝鮮半島やそこにルーツを持つ人々の文化への理解を広げていくYouTubeLive配信企画。多様なゲストをお迎えし、みなさまからの質問やメッセージに答えつつ、カルチャーを切り口に様々なテーマで朝鮮半島について考えます。
 

主催:Dialogue for People×早稲田大学韓国学研究所
進行:金敬黙、安田菜津紀
 


 

第9回「済州島の記憶をたどる――4・3事件の現場を歩いて」

 

2022年9月に渡航した韓国取材をもとに、朝鮮半島の南、済州島で起きた「4・3事件」について考えていきます。1945年8月15日――日本では「終戦」あるいは「敗戦」の日として記憶されている日付ですが、朝鮮半島では「日本の植民地支配から解放された日」として刻まれています。日本の帝国主義による人権蹂躙からやっとのことで解き放たれた朝鮮の人々は、新しい国の建設のために動き出しました。けれど朝鮮半島は、アメリカとソ連により南北に分断されてしまいます。東西冷戦という構造下で、「アカの島」とレッテル張りされた済州島では、米軍政、そして南朝鮮に成立した新政府による弾圧が加速していきました。北海道大学教授の玄武岩さんに現地をご案内頂き、その動画を見ながら「済州4・3事件」、そして過去と向き合いこれからの平和へとつなげていく可能性について、考えていきます。
 

 


 

第8回「ウトロ平和祈念館――ウトロに生きる ウトロで出会う」

 

京都府宇治市ウトロに今年(2022年)開館したウトロ平和祈念館を訪問しました。この地区は、戦時中日本政府により国策として推進された、「京都飛行場建設」のために集められた朝鮮人労働者たちの「飯場」跡に形成された集落です。日本の敗戦後、そうした人々の多くは帰国を望みましたが、当時の朝鮮半島の社会事情や、財産の持ち出し制限などにより、帰国をためらう人々も多く、過酷な差別と貧困の中、数多くの困難に見舞われていくこととなります。 ウトロ平和祈念館副館長の金秀煥さんにご案内頂きながら、そうした歴史や、現代に続く差別について考えていきます。
 

 


 

第7回「平和教育の今までとこれから」

 

朝鮮半島に限らず国際社会を考える上で欠かすことのできない平和教育について、国際交流NGO、ピースボートのスタッフで、原爆関連の科学史や平和学習に関する活動を続けていらっしゃる畠山澄子さんをゲストに「平和教育の今までとこれから」というテーマでお話を伺いました。
 

【ゲストプロフィール】
畠山澄子(はたけやま・すみこ)
ピースボートではおりづるプロジェクトや若者向けの教育プログラム「地球大学」に携わる。2017年3月の国連本部における核兵器禁止条約交渉会議で被爆者のスピーチを通訳。核軍縮に関する国際会議に参加してきた経験から、核をめぐる国際情勢や市民の役割についてさまざまな場で講演を行ってきた。現在はペンシルベニア大学や早稲田大学で核のグローバル史を教えるほか、小中学生向けの平和教育ワークショップなど、平和や戦争をテーマに体験型・参加型のプログラムも数多く行っている。ケンブリッジ大学政治・社会学部卒業、ペンシルベニア大学大学院博士課程修了(科学技術史)。専門は核のグローバル史、科学技術と社会論。共著に『Navigating Disarmament Education: The Peace Boat Model(「軍縮教育 ピースボートの方法論」[英語書籍] )』『殺人ロボットがやってくる!?軍事ドローンからロボット兵器まで』。
 


 

第6回「東京で再発見するアジア」

 

新大久保の街歩きと対談をお送りします。前半は新大久保の街歩き。コリアンタウンとして有名な新大久保ですが、いまや「イスラム横丁」や「東南アジアゾーン」など、多種多様な文化の共存する「東京の中のアジア」として、日々変わり続けています。後半の対談では、2013年頃から過激化した新大久保でのヘイトスピーチや、韓流ブームの変遷などについて話しました。
(主催:Dialogue for People×早稲田大学韓国学研究所×早稲田大学アジア研究所)
 


 

第5回 「映画『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』から見える人々の姿」

 

映画『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』は、「帰国事業」により夫とともに北朝鮮に渡った姉・愛子さんと58年ぶりに再会を果たすため訪朝する妹・恵子さんが訪朝する過程を追ったドキュメンタリー映画です。シリーズ第5回は、実際に現地を訪れた林恵子さん、同行した次男の真義さん、そして監督を務めた島田陽磨さんに伺いました。

 


 

第4回 「ラップと詩と在日コリアン」

 

第4回はラッパーのFUNIさんをお迎えし、地元である川崎市ふれあい館でお話を伺いました。FUNIさんが抱えてきた、自身のアイデンティティへの葛藤。ありのままを表現できたラップとの出会いから、現在の活動に至るまで……。溢れ出る想いを真っすぐな言葉で語っていただきました。
 

【FUNIさん プロフィール】
2002年、東芝 EMIよりラップユニット『KP』の FUNIとして活動を始める。2002年から2010年までにシングル2枚、アルバム5枚をリリース。 2004年「NHKハングル講座」においてラップで講師も務める。2006年、金城一紀原作『GO』の舞台化において俳優、楽曲の提供。2010年よりプロデューサー兼トラックメーカーのOCTOPOD、ラッパーINHAとMewtant Homosapience結成。『ルポ川崎(サイゾー)』をきっかけにお蔵入りになっていたアルバム「KAWASAKI」をリリース。2015年よりアメリカ、ロシア、アフリカ、パレスチナ、イスラエルなどのスラムを旅しながら楽曲制作。

 


 

第3回 「社会に触れる物語」

 

女性やマイノリティの生きづらさを描く小説家の深沢潮さんをゲストに迎え、深沢さんの著作3作を軸に、在日コリアンの多様性、4世や5世のアイデンティティ、国民国家の在り方やカルチャーと歴史の繋がりなどについてお話しています。
 

【深沢潮さん プロフィール】
小説家。父は一世、母は二世の在日コリアンの両親より東京で生まれる。上智大学文学部社会学科卒業。会社勤務、日本語講師を経て、2012年新潮社「女による女のためのR18文学賞」にて大賞を受賞。翌年、受賞作「金江のおばさん」を含む、在日コリアンの家族の喜怒哀楽が詰まった連作短編集「ハンサラン愛するひとびと」を刊行した。(文庫で「縁を結う人」に改題。2019年に韓国にて翻訳本刊行)。以降、女性やマイノリティの生きづらさを描いた小説を描き続けている。

 


 

第2回 「日常の中で見えてくるフェミニズム」

 

韓国の市民社会活動をつなぐ交流のコーディネートや通訳、平和教育に関する活動に携わる曺美樹(チョウ・ミス)さんをゲストに迎え、「日常の中のフェミニズム」について考えます。
 

【曺美樹(チョウ・ミス)さん プロフィール】
東京生まれ。日本で国際交流NGOのスタッフとして従事後、2014年より韓国在住。現在はニュース翻訳、日韓の市民社会活動をつなぐ交流のコーディネートや通訳、平和教育に関する活動に携わる。現在、KBS World Radio 日本語放送「土曜ステーション」のパーソナリティーを担当。
 
 


 

第一回「ジャグラー・ちゃんへん.さんと語る『カルチャーから知る朝鮮半島』」


※(画像をクリックするとイベント詳細が見られます。)

世界的に活躍するジャグラーのちゃんへん.さんをゲストに迎え、ジャグリングやヒップホップ、ちゃんへん.さんのこれまでの経験を伺い、在日コリアンの方々の歩みについて考えていきます。

【ちゃんへん.さん プロフィール】
本名は金昌幸(キム・チャンヘン)。1985年、京都府宇治生まれ。中学2年生の時にジャグリングと出会い、翌年には米国のパフォーマンスコンテストで優勝。『大道芸ワールドカップ2002』では出場者中最年少17歳ながら人気投票1位を獲得。高校卒業後は海外で本格的にパフォーマーとして活動し、これまで世界82の国と地域で講演。マイケル・ジャクソン、金正恩の前でもパフォーマンスを披露した。オーストラリア『第50回ムーンフェスティバル』にて最優秀パフォーマー賞を受賞。2009年からは活動拠点を日本に置き、現在は国内外で年間200を数える公演を行っている。著書『ぼくは挑戦人』を2020年8月に刊行。

 

 


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