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#022

Radio Dialogue ゲスト:中島京子さん「ウィシュマさんの報告書とビデオ開示から考える収容問題」(2021/8/18)

date2021.8.19

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seriesRadio Dialogue

D4P公式YouTubeでは、「Radio Dialogue」を、毎週水曜生配信。気になるニュースや出来事を、ラジオ形式で紹介します。ゲストを迎える回ではインタビューを交えながら、様々なテーマを深掘りしていきます。
 

Radio Dialogue_022
「ウィシュマさんの報告書とビデオ開示から考える収容問題」
(ゲスト:中島京子さん|MC:安田菜津紀・佐藤慧 2021年8月18日配信)

3月6日、スリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが、名古屋入管の収容施設で亡くなりました。「最終報告書」は遺族が望んだ真相究明とはほど遠く、本質的な問題は放置されたままでした。また、ウィシュマさんの居室を映した監視カメラの映像が2週間分残っていることが確認されていますが、そのうちの“2時間”を遺族に開示、しかしそこに代理人弁護士の同席は認められませんでした。小説家の中島京子さんは、ウィシュマさんが亡くなった当時、収容問題に直面するスリランカ人男性と日本人のシングルマザーの恋愛を描いた新聞小説を連載中で、特に入管関連のニュースを注視していた時でした。なぜこうした事件が起きたのか? 入管にはどのような問題があるのか? 中島さんと考えていきます。

冒頭ニュース
▶ 熱海災害から1か月半、改訂された避難情報
▶ アフガニスタン旧支配勢力タリバンが首都カブールを掌握、各国難民の受け入れ姿勢

特集
▶ ウィシュマさんの報告書とビデオ開示から考える収容問題
ゲスト:中島京子さん(小説家)

【ゲストプロフィール】
▶ 中島 京子(なかじま きょうこ)
1964年、東京生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒。出版社勤務、フリーライターを経て、2003年に小説『FUTON』でデビュー。以後『イトウの恋』『ツアー1989』『冠・婚・葬・祭』など次々に作品を発表し、2010年、『小さいおうち』で直木賞を受賞。14年に『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞、15年に『かたづの! 』で河合隼雄物語賞と柴田錬三郎賞、及び『長いお別れ』で中央公論文芸賞を受賞を、20年に『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞を受賞。その他の著書に『ゴースト』『キッドの運命』などがある。

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■ 2021年夏特集「この社会は本当に『戦後』を迎えたのか?」

1945年の8月から、今年で76年という月日が経ちます。戦時下の記憶を語り継ぐ人も年々少なくなり、それが単に歴史教科書上の記録ではなく、実際に生身の人々の日常に降りかかった出来事であったということが、どこか遠のいてはいないでしょうか。過去から続く歪みを丁寧に解きほぐしていった先にこそ、この社会は本当の「戦後」を迎えることができる——Dialogue for Peopleではこの8月、そんな「戦後」について考えるきっかけとなる発信を行っています。特集ページをぜひご覧ください。

 
 


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