#048
Radio Dialogue ゲスト:ちゃんへん. さん「『自分は何人か』から始まったルーツの旅」(2022/2/23)
Radio Dialogue_048
「『自分は何人か』から始まったルーツの旅」
(ゲスト:ちゃんへん.さん|安田菜津紀・佐藤慧 2022年2月23日配信)
みなさんは自身の「ルーツ」について考えたことはあるでしょうか? 自分は、自分の家族は、どこからやってきたのか。ときにそうしたルーツは、差別や偏見にも結び付けられてしまうこともありますが、自分自身の存在を支える「背骨のようなもの」でもあります。今回は、先日安田が上梓した『あなたのルーツを教えて下さい』でもインタビューさせて頂いた、ジャグリングパフォーマーのちゃんへん.さんをゲストに、自身のルーツと向き合ったお話を伺いながら、異なるルーツを持つ人々が、どう場を分かち合っていけるのか、考えていきたいと思います。
冒頭ニュース
▶︎ウクライナ情勢(現地インタビュー)特集
▶『自分は何人か』から始まったルーツの旅
ゲスト:ちゃんへん.さん(ジャグリングパフォーマー)【ゲストプロフィール】
▶ちゃんへん.
1985年10月10日、京都府宇治市に生まれる(現在・大阪府大阪市在住)。小学6年生の時に玩具店の抽選で当選したハイパーヨーヨーがきっかけでヨーヨーを始め、半年後には空前のヨーヨーブームの中、地元で開催されたミニコンテストで優勝する。1999年の中学2年生の冬にはディアボロと出会い、ヨーヨーと同様に熱中するも、同年夏にブームが収束し始め、将来への不安を抱え途方に暮れているところ、母親の仕事について行ったことで偶然立ち寄ったジャグリングショップにて、ジャグリング世界王者、アンソニー・ガットの映像を観てプロパフォーマーが将来の夢となる。日々の練習を積み重ねた結果、定期的に通っていた玩具店の店長からの強い勧めもあり、2000年夏、米国で開催された『USフリースタイル・コンテスト』に出場し優勝。その直後、地元の地域イベントへの出演依頼があり、プロとしての芸歴をスタートさせる。そんな彼の名を一躍世に知らしめたのは『大道芸ワールドカップin静岡2002』だった。最年少17歳でオン部門に出場し、観客のヤジウマ人気投票では1位を獲得したことにより、当時では珍しい高校生パフォーマーとして全国のイベントに引っ張りだこ状態となる。高校卒業後、活動の場を国外にも広げ、これまで世界82の国でパフォーマンスを行った。2009年、東京ディズニーリゾート・イクスピアリとユニバーサル・シティウォーク大阪の両娯楽施設の公認パフォーマーとして定期的にショーを行い(2019年に契約終了)、2010年、豪州『第50回ムーンバ・フェスティバル』にて最優秀パフォーマー賞を受賞。芸歴20周年となる2020年には、ホーム社・集英社から著『ぼくは挑戦人』を発刊。現在、学校や企業を中心に年間100を超えるジャグリングパフォーマンス&講演会を行っている。
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あなたのルーツを教えて下さい
左右社
1,980円 (税込)【2022年2月刊行】
安田菜津紀による、多様なバックグラウンドの人々へのインタビューの他、入管収容問題、ヘイトスピーチの問題、さらには自身のルーツについて綴った一冊。書籍詳細はこちら