Radio Dialogue_049
「ウィシュマさんの事件から一年 真相解明はどこまで進んだのか?」
(ゲスト:駒井知会さん|安田菜津紀・佐藤慧 2022年3月2日配信)
日本で英語教師になることを夢見て来日したウィシュマ・サンダマリさんは、2020年8月に名古屋入管の施設に収容され、その後2021年3月6日に施設内で亡くなりました。亡くなる直前には歩けないほど衰弱し、点滴などの措置は最後まで受けられなかったことが判明しています。同年8月、入管庁はこの事件についての「最終報告書」を公表したものの、ウィシュマさんが亡くなったことと、収容の因果関係についても触れず、《医療体制の制約》や《職員の意識》など、表面的な問題をなぞるのみに留り、内輪調査の限界が露呈しました。事件から1年が経とうとする今、真相解明はどこまで進んでいるのでしょうか? ご遺族代理人弁護士の駒井知会さんをゲストに伺います。
冒頭ニュース
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ゲスト:駒井知会さん(弁護士)【ゲストプロフィール】
▶駒井知会(こまい ちえ)
2013年、マイルストーン総合法律事務所入所。関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会、東京弁護士会外国人の権利に関する委員会の元委員長。入管で非人道的な扱いを受け、劣悪な環境下にいる方々への支援を続ける。共著に『外国人の人権―外国人の直面する困難の解決をめざして』関東弁護士会連合会編(2012年,明石書店)など。ウィシュマさんのご遺族の代理人弁護士を務める。
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