Radio Dialogue_074
「くじ引き制度の民主主義」
(ゲスト:徳田太郎さん|安田菜津紀・佐藤慧 2022年8月31日配信)
先日参議院選挙を終え、次回の国政選挙は3年後までない可能性もある状況となっています。日本の有権者数は、日本国籍保持者の80数%ですが、投票率はその約50%、その内の過半数を得た政党が議会や内閣でも大きな力を持っていくことになります。もしそうした「多数派」がさまざまなマイノリティや、日本社会で生きながらも投票権を持たない人々の声に「聞く耳をもたない政権」となった場合、果たしてそれは健全な民主主義と言えるのでしょうか? 今回の放送では、ヨーロッパを中心に実際に運用され、注目を集めている「くじ引き制度の民主主義」について、「VOICE and VOTE」代表の徳田太郎さんにお話を伺っていきます。
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ゲスト:徳田太郎さん(VOICE and VOTE代表)【ゲストプロフィール】
▶徳田太郎(とくだ たろう)
1972年、茨城県生まれ。法政大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。修士(公共政策学)。2003年より、ファシリテーター(話し合いの支援者)として市民活動や地域づくりに携わる傍ら、熟議民主主義(話し合いを軸とした民主主義)の研究を行う。NPO法人日本ファシリテーション協会では、事務局長、会長、災害復興支援室長を経て、現在フェロー。その他、法政大学大学院・法政大学兼任講師、Be-Nature Schoolファシリテーション講座講師など。「いばらき原発県民投票の会」元共同代表。著書に『ソーシャル・ファシリテーション:「ともに社会をつくる関係」を育む技法』(鈴木まり子との共著、北樹出版、2021年)、編著書に『いばらき原発県民投票:議会審議を検証する』(佐藤嘉幸との共編著、読書人、2021年)。
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