「済州島の記憶をたどる―4・3事件の現場を歩いて」_カルチャーから知る朝鮮半島のことvol.9
「済州島の記憶をたどる――4・3事件の現場を歩いて」_カルチャーから知る朝鮮半島のことvol.9– 玄武岩(北海道大学教授)× 安田菜津紀 × 金敬黙(早稲田大学韓国学研究所)
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【カルチャーから知る朝鮮半島のこと】
動画配信を通して、朝鮮半島や、そこにルーツを持つ人々の文化への理解を広げていくシリーズです。
新型コロナウイルスの影響で日本と朝鮮半島の行き来が難しくなっている今、カルチャーを切り口に互いの距離を縮める取り組みが益々重要になっています。
今回は、この9月に渡航した韓国取材をもとに、朝鮮半島の南、済州島で起きた「4・3事件」について考えていきます。1945年8月15日――日本では「終戦」あるいは「敗戦」の日として記憶されている日付ですが、朝鮮半島では「日本の植民地支配から解放された日」として刻まれています。日本の帝国主義による人権蹂躙からやっとのことで解き放たれた朝鮮の人々は、新しい国の建設のために動き出しました。けれど朝鮮半島は、アメリカとソ連により南北に分断されてしまいます。東西冷戦という構造下で、「アカの島」とレッテル張りされた済州島では、米軍政、そして南朝鮮に成立した新政府による弾圧が加速していきます。北海道大学教授の玄武岩さんに現地をご案内頂き、その動画を見ながら「済州4・3事件」、そして過去と向き合いこれからの平和へとつなげていく可能性について、考えていきます。
主催:
認定NPO法人Dialogue for People
早稲田大学韓国学研究所
進行:金敬黙、安田菜津紀
出演:玄武岩(北海道大学教授)
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