Radio Dialogue_135
「旧優生保護法問題とは何か」
(ゲスト:大橋由香子さん|安田菜津紀・佐藤慧 2023年11月8日配信)
「旧優生保護法」――「不良な子孫の出生を防止する」という名目で不妊手術を強いられた人々がいます。その法律は1948年~1996年までの48年間にわたって存在し、1万6000人以上が障害などを理由として強制不妊手術を受けたとされています(当時の時代背景により「同意」をした方も含めると約25,000人とされる)。国を訴える裁判が全国で相次いでおり、5件の訴えのいずれも高裁が「憲法違反」を認めていますが、うち1件(仙台高裁)は「除斥期間(20年)」が過ぎたとして訴えを退けています。一連の裁判に関して、最高裁は統一判断を示す見通しです。今回はフリーライター・編集者の大橋由香子さんとこの問題について考えていきます。
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▶「旧優生保護法問題とは何か」
ゲスト:大橋由香子さん(フリーライター・編集者)【ゲストプロフィール】
▶大橋由香子(おおはし ゆかこ)
フリーライター・編集者。著書『生命科学者 中村桂子』(理論社)『満心愛の人―フィリピン引き揚げ孤児と育ての親』(インパクト出版会)、共編著『福島原発事故と女たち』(梨の木舎)ほか。光文社古典新訳文庫サイトで「字幕マジックの女たち:映像×多言語×翻訳」連載中。「避妊・中絶への自己決定権を求めて」『世界』2023年4月号など執筆。「SOSHIREN女(わたし)のからだから」「優生手術に対する謝罪を求める会」メンバー。2022年5月に発足した「優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会」共同代表。♪Podcastチャンネルはこちら
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