カルチャーから知る朝鮮半島のことvol.13 – 在日コリアンの弁護士として – 具良鈺(弁護士)× 安田菜津紀 × 金敬黙(早稲田大学韓国学研究所)
カルチャーから知る朝鮮半島のことvol.13 – 在日コリアンの弁護士として – 具良鈺(弁護士)× 安田菜津紀 × 金敬黙(早稲田大学韓国学研究所)
【シリーズ:カルチャーから知る、朝鮮半島のこと】は、動画配信を通して、朝鮮半島や、そこにルーツを持つ人々の文化への理解を広げていくシリーズです。
今回は、弁護士の具良鈺さんをゲストにお迎えし《在日コリアンの弁護士として》と題してお話を伺います。
《概要》
現代まで続く、社会に根深いさまざまな抑圧や差別を描くNHK連続テレビ小説『虎に翼』――。その登場人物のひとり崔香淑は、日本の植民地下におかれていた朝鮮半島の出身です。在日コリアンが初めて日本国籍を取得しないまま司法修習生となったのは1977年のこと、つまりそれまでは日本国籍を取得しなければ、たとえ司法試験に合格しても司法研修所には入れなかったのです。
日本国憲法が施行された1947年5月3日の前日2日には、昭和天皇の最後の勅令、外国人登録令が出され、朝鮮の人たちは憲法の定める「国民」から排除されました。
京都府宇治市ウトロ(※)の出身で、京都朝鮮第一初級学校襲撃事件などでも原告代理人弁護士を務められた、具良鈺さんにお話を伺いました。
(※)戦時中日本政府により国策として推進された「京都飛行場建設」のために集められた、朝鮮人労働者たちの「飯場」跡に形成された集落。
《内容》
弁護士を目指したキッカケは?
マイノリティと今の司法の現状
自身も経験したヘイトクライム そして京都朝鮮第一初級学校襲撃事件
襲撃事件の判決(刑事・民事)の受け止めは?
具さんの故郷、宇治市のウトロはどんなコミュニティ?
在日コリアンと韓国社会
ウトロ出身だと言えなかった
ウトロ放火事件―自分が燃やされるようだった
ヘイトクライムと公権力の態度
今後目指していること―差別に抗う仕組みづくりを
カルチャー作品が差別を正面から描くことの意味
最後に
主催:
認定NPO法人Dialogue for People
早稲田大学韓国学研究所
後援:Korea Foundation
進行:金敬黙、安田菜津紀
出演:具良鈺さん(弁護士)
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