【動画】パレスチナ・ガザ地区からのボイスメッセージ⑥(2024/10/7)
【動画】パレスチナ・ガザ地区からのボイスメッセージ⑥(2024/10/7)
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イスラエル軍によるガザ地区での虐殺が止まらない中、現地取材パートナー、Ghadaさんからボイスメッセージが届きました。ぜひ多くの方に聞いていただければと思います。
こんにちは。ガザのジャーナリスト、ガーダです。昨年の10月7日から1年が経ちます。ガザ地区は、イスラエル軍による空爆に晒され続けています。4万千人以上が亡くなり、9万5千人以上が重軽傷を負っています。そして1万人以上が行方不明です。
私の知る限り、この10年で最も酷い軍事侵攻です。とても残忍なことが行われています。これほどの人を殺し、街を完全に破壊したのです。家を追われた2百万人が、ここで生きていくことはできません。人々は避難所やテントで生活しています。水や食料、医療品も足りず、移動も制限されています。1年に渡る軍事侵攻の中、私も何度も避難を余儀なくされました。崩れたビルやテントで暮らしてきました。酷い環境での避難生活は、困難を極めます。
私には2人の娘がいます。ミラは11歳、ファティマは9歳です。娘たちは父親と一緒にガザ地区北部に取り残されています。もう1年が経ちますが、会うことも、抱きしめることもできていません。娘たちが恋しいです。この侵攻がすぐに終わることを切に願います。そして娘たちのいるガザ北部にすぐにでも戻りたいです。再会し、抱きしめるために。ありがとうございます。
《ENGLISH》
Hello. This is Ghada, freelance journalist from Gaza. It’s now one year since the October 7th. Gaza Strip is being under the Israeli air strikes, killing more than 41,000 people. The injuries are more than 95,000 people and there are more than 10,000 are missing.
It’s the most difficult war against Gaza that I’ve ever witnessed in the last decade. It’s very brutal killing that high number of people and the massive destruction of all Gaza Strip, which has become unlivable for more than 2 million people who have become displaced in shelters and tents. They suffer from the lack of food, water, medical supplies and movement restrictions. Through one year and due to the ongoing conflict, I have been displaced many times. I lived inside tents, destroyed buildings, suffered from the dire circumstances of the displaced people.
I have two daughters. Mira, she’s 11. Fatima, she’s 9. They still with their father in north Gaza. It’s now one year and I didn’t see them or hug them. I miss them too much. I wish this war will end soon, and I will return to North Gaza as soon as possible. And I can see and hug my daughters. Thank you.
▶昨年12月19日にGhadaさんから寄せられたメッセージはこちら↓
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