#187
Radio Dialogue ゲスト:藤原久美子さん「福祉とハラスメント」(2024/11/20)
Radio Dialogue_187
「福祉とハラスメント」
(ゲスト:藤原久美子さん|安田菜津紀 2024年11月20日配信)
先日、社会福祉法人グロー(滋賀県)、その元理事長の北岡賢剛氏による性暴力、ハラスメント裁判の一審判決が下されました。その悪質な性加害や構造的暴力は、本件裁判に留まらず、福祉業界全体の体質を問うています。北岡氏を擁護、あるいは黙認し、被害を軽視する周囲の団体・個人の責任も重大です。また、障害者差別解消法では、ハラスメント、複合差別等が差別類型に明確に入っておらず、ハラスメント防止法においても、複合差別に特化した文言はありません。福祉業界におけるハラスメントの問題、法整備の今後の課題などについて、DPI女性障害者ネットワーク代表の藤原久美子さんと考えていきます。また、女性差別撤廃条約の日本の審査やジュネーブ滞在についても伺います。
特集
▶「福祉とハラスメント」
ゲスト:藤原久美子さん(DPI女性障害者ネットワーク 代表)【ゲストプロフィール】
▶藤原久美子(ふじわら くみこ)
10代でⅠ型糖尿病を発症、合併症により35歳で視覚障害者(弱視)となる。自立生活センター神戸Beすけっとで、ピア・カウンセリングを学び、3年間のボランティアを経て雇用される。その直後40歳で妊娠したが、障害を理由に医者と親族から中絶を勧められた経験から、障害女性の複合差別解消に向け取り組んでいる。2016年DPI女性障害者ネットワークの3代目の代表となる。2019年12月、米国の財団より、日本の女性リーダーに贈られるチャンピオン・オブ・チェンジ日本大賞を受賞。第一回障害者権利条約日本審査に向け、JDF(日本障害フォーラム)のパラレルレポート作成に関わり、昨年8月にジュネーブでロビイングと傍聴を行った。。
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