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Feature特集

エジプト郊外の集合住宅。カイロ中心地は物価も高く、ガザからの避難民の多くは家賃の低い郊外に身を寄せている。

2023年10月以降、イスラエルによるガザ地区への軍事侵攻から2年以上が経過しました。

括弧つきの「停戦」から約4ヵ月が経過しましたが、ガザへの攻撃は依然として続き、「停戦」後だけでも600人以上が命を奪われています(2026年2月末現在)。また、西岸地区でも各地でイスラエル軍や入植者による迫害や殺人が横行しており、根本的な占領・侵略は何も解決していません。

こうした状況の中、隣国に逃れた人々もまた、多くの困難に直面しています。死別によるトラウマや不安定な在留資格、経済的困難――。

Dialogue for People(D4P)が、2025年末から年始にかけて訪れたエジプトでの取材で出会った、ガザから逃れた方々の声を特集としてお届けします。

ガザから引き離されて(前編)―死別と離別、不安定な生活

父、母、そして8人のきょうだい全員、そして幼い娘ふたりが殺害されたと知ったのは、意識を取り戻してからだった。瓦礫の下敷きになり亡くなった家族もいれば、20メートル近く離れた大通りまで遺体が吹き飛ばされた家族もいた。….記事を読む


ガザから引き離されて(後編)―強いられる不条理、生き抜くための連帯

「ここにいても何も楽しむことができない」――。イスラエルの軍事侵攻により、パレスチナ自治区ガザ地区からエジプトへの避難を強いられたある女性は、そんな感情を吐露した。

「私だけ生き残ってしまった、私だけ避難してしまった、と常に考えてしまうから」

こうした「罪悪感」や自責の念は、ときに「サバイバーズ・ギルト」と呼ばれるが、同様の思いを語る人は少なくなかった。….記事を読む


(取材短報)ガザからエジプトへ 引き裂かれた家族

この街の集合住宅で、母と暮らすアフマドさんは、ガザ地区南部のラファ出身だ。23年の軍事侵攻時、高校最終学年だった。10月7日は化学やIT技術の試験の日だったという。学校に行く準備をしていた朝、爆音が轟いた。慌てて屋上から状況を確認したところ、無数のロケット弾が周囲に降り注いでいた。….記事を読む


Radio Dialogue 【海外取材報告】ガザからの声 避難した人々は今(2026/1/14)

2023年10月以降、イスラエルによるガザ地区への軍事侵攻から2年以上が経過しました。括弧つきの「停戦」から約3ヵ月が経過しましたが、ガザへの攻撃は依然として続き、「停戦」後だけでも400人以上が命を奪われています。また、西岸地区でも各地でイスラエル軍や入植者による迫害や殺人が横行しており、根本的な占領・侵略は何も解決していません。こうした状況の中、隣国に逃れた人々もまた、多くの困難に直面していました。死別によるトラウマや不安定な在留資格、経済的困難――。年末年始にかけて取材を行ったエジプト、そしてイラク北部クルド自治区から、人々の声をお届けします。(配信を聴く


(予告)D4Pフリーマガジン「VOICE OF LIFE」(ボイス・オブ・ライフ)第11号「ガザから引き離されて —避難先でも続く不条理」

エジプトでの取材をまとめた特集記事を、D4Pのフリーマガジン第11号(2026年春号)に掲載します。3月中旬より全国の書店などで配布予定です。(D4Pのマンスリーサポーターなど活動を支えてくださるみなさまにもお届けします。)


▼Dialogue for Peopleではパレスチナでの取材を継続的に行ってきました。過去の取材発信についてはこちらから。


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