【インタビュー】私たちは「死傷者数」という「数」に置き換えられる存在ではない―アマルさんインタビュー
私たちは「死傷者数」という「数」に置き換えられる存在ではない―アマルさんインタビュー
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▶インタビュイー
アマルさん(ガザ地区/パレスチナ在住)
ガザ周辺は常に歴史に翻弄され続けてきた地です。5千年前にはすでに中東の中心地となっていたシリアと、ナイル川の恵みと共に数々の王朝が生まれては消えたエジプトの中間に位置するこの地は、交易の重要な中継地点として、様々な大国の支配下に置かれてきました。近代史を振り返ってみるだけでも、オスマン帝国の崩壊後、イギリスの委任統治領となり、第一次中東戦争(1948-1949年)の過程でエジプトに組み込まれ、第三次中東戦争(1967年)によりイスラエルに奪われると、その土地はユダヤ系住民の「入植地」として占領されていきます。
オスロ合意(1993年)によりパレスチナ自治区の領土として認められた後も、イスラエル軍とガザの人々の衝突は続き、完全にイスラエル軍が撤収したのは2005年のことです。しかしその結果、イスラエルはガザの周囲を壁やフェンスにより完全封鎖し、人と物の出入りを厳しく制限することとなります。現在では南北に50km、東西に5km程度という小さな長方形の形をした土地に、約180万人の人々がひしめき合って暮らしています。2021年、2022年にもイスラエル軍による空爆で多くの人が命を落としました。
D4P現地取材パートナーのアマルさんからのメッセージをお届けします。
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