#170
Radio Dialogue ゲスト:神戸金史さん「やまゆり園事件から8年」(2024/7/24)
Radio Dialogue_170
「やまゆり園事件から8年」
(ゲスト:神戸金史さん|安田菜津紀・佐藤慧 2024年7月24日配信)
2016年7月26日、神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員3人を含む26人が重軽傷を負いました。現在、RKB毎日放送報道局で解説委員長を務める神戸金史さんは、事件から3日後、重度の自閉症を持つ“かねやん”こと、長男、金佑さんに向けて、「障害を持つ息子へ」という詩をお書き、大きな反響を呼びます。事件を起こした植松聖氏との面会を通して感じたことは? ヘイトスピーチなどの取材を重ねて見えてきたものとは? 神戸さんに伺います。
冒頭ニュース
▶アメリカ大統領選特集
▶「やまゆり園事件から8年」
ゲスト:神戸金史さん(RKB毎日放送 報道局 解説委員長)【ゲストプロフィール】
▶神戸金史(かんべ かねぶみ)
1967年1月、群馬県生まれ。1991年に24歳で毎日新聞に入社直後、長崎支局で雲仙噴火災害に遭遇。95年の噴火終息まで現地で取材を続けた。福岡総局在籍中の1999~2001年、RKB毎日放送に出向し放送記者を体験。ドキュメンタリー『攻防蜂の巣城 巨大公共事業との戦い4660日』を制作し、放送文化基金賞で入賞した。 毎日新聞東京社会部在籍中の2004年に、障害児の父の立場で連載記事を掲載した。RKBに転職した2005年、新聞連載を自らテレビ番組化した『うちの子 自閉症という障害を持って』を制作、JNNネットワーク大賞。報道部長、テレビ制作部長などを経て、2016年から東京報道部長。 やまゆり園障害者殺傷事件が起きた直後に、父としての思いをFacebookに書いたプライベートな投稿が大きな話題を呼ぶ。やまゆり事件の犯人・植松聖被告と接見を重ね、ラジオドキュメンタリー『SCRATCH 差別と平成』(2019)をTBSラジオと共同制作。放送文化基金賞で最優秀賞、芸術祭賞や民放連盟賞、早稲田ジャーナリズム大賞などで入賞した。 このラジオ番組の映像化に取り組んだ『イントレランスの時代』(2020)で、やまゆり園事件やヘイトスピーチ、歴史の改ざんなど現代の事象に共通する不寛容(イントレランス)を示し、2度目のJNNネットワーク大賞を受ける。また、やまゆり事件に関する表現活動の全体に対し、日本医学ジャーナリスト協会賞大賞、ギャラクシー賞選奨が与えられた。 2023年から現職。RKBのテレビやラジオでコメンテーターを務める。最新作は『イントレランスの時代』を映画化した『リリアンの揺りかご』(2024、80分)。
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