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Series連載

連載「悲しみと共に生きる」

「グリーフ」とは、「悲嘆」を表します。といったところで、かえって意味が遠のくだけかもしれません。あくまでも僕なりの理解となりますが、グリーフとは、自分自身の一部とも思える大切な人、もの、居場所や価値観などを喪失した時に感じる、痛みや悲しみ、虚無感や重みのようなものだと思います。そしてグリーフケアとは、人生に於いて誰もが経験しうるそうした状態にある人の声に耳を傾け、寄り添い、そのプロセスを見守ることです。

本連載では、グリーフケアにまつわる人々へのインタビューを通し、喪失体験と共に生きる人々の姿をお伝えしていきます。

佐藤慧

本連載では様々な人々の多様な「グリーフ」について取り上げてまいります。記事中には、身近な人の死や、自死に関する記述がある場合がございます。そうした内容により、精神的なストレスを感じられる方がいらっしゃる可能性もありますので、ご無理のないようお願い致します。

佐藤慧のグリーフケアとの出会いと、そこから頂いてきた学びについてお伝えします。
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「一般社団法人 ここから未来」代表理事の大貫隆志さんは、2000年、当時中学2年生だった次男、陵平さんを自殺で失い、その後「指導死」に関する調査や、自死遺族支援、講演活動などを行っています。「悲しみそのものが無くなることはない」と語る大貫さんの、悲嘆との向き合い方とは。
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「一般社団法人 The Egg Tree House(エッグツリーハウス)」代表理事・公認心理師、臨床心理士の西尾温文さんは、1998年、当時5歳だった次女、百珠(ももみ)さんをがんで失いました。その後「遺族ケア」の必要性を感じ、51歳で臨床心理士の資格を取得、がん患者とその遺族の心のケアを始めました。現在は「たまごの家」を中心に、大切な人を亡くした子どもと大人のためのグリーフケアに取り組んでいます。
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世田谷事件の遺族として、「悲しみを生きる力に」をテーマに発信・活動を続ける入江杏さん。「悲しみは決して癒えることはないけれども、少しでも前向きに生きることの大切さを伝えたい。命の儚さとともにその尊さも伝えられたら」と話す入江さんは、「ミシュカの森」を主宰し、さまざまな苦しみや悲しみに向き合い、共感し合える場づくりに努めています。
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執筆活動と並行して、絵本・木のおもちゃ・オーガニックの専門店「クレヨンハウス」を主宰する、落合恵子さん。7年間の母の介護、そして死別を通して感じてきたこと、グリーフケアにおける絵本の役割などについて語って頂きました。
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(※記事は更新次第、随時追加していきます。)

【支援・相談窓口/参照リンク】

▶︎ 全国自死遺族総合支援センター
身近な人を自死(自殺)で亡くした方のつどいに関する情報や、相談先が記載されています。

▶︎ 自殺対策支援センターライフリンク
「生き心地の良い社会」の実現をめざし、自殺対策、「いのちへの支援」に取り組んでいるNPOです。

○ 相談先リンク
▶︎ 電話相談等を行っている団体一覧(厚生労働省HP)
▶︎ SNS相談等を行っている団体一覧(厚生労働省HP) 

○ グリーフケアについてもっと知りたい方へ
上智大学グリーフケア研究所
一般社団法人The Egg Tree House

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