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Youth次世代に向けて

参加者レポート(2)東北オンラインスタディツアー2023

東北オンラインスタディツアー2023の参加者レポートの2ページ目です。全国各地から参加した中高大学生世代が、それぞれの思いをつづりました。ぜひご覧ください。


河津 快優

本日は貴重なご講演をしていただき、ありがとうございました。私は、「復興」というワードについて探求しています。復興といえば、新しいモノを取り入れて、新しい街を再び創り上げる。という印象が強かったです。しかし、秋元さんの話を聞いて、古き良きものだったものが、復興によって風化してしまう。や、被災した人の思い出まで消されてしまう。といった、マイナスな面もあったのが驚きました。また、人以外の生物にも大切にしないといけないことも衝撃を受けました。「復興」と「地元の人」ということのバランスが難しいと感じました。


齋藤 真緒

私の中で震災はただの辛い記憶で、立場的にもなかったことにしたい経験でした。復興に関しても、「ただ震災前に戻してほしい」と言うばかりでした。しかし、登壇者の方や参加者の方のお話をお聞きして、このような「自分本位」で「人間本位」の姿勢を改めなければならないと思いました。防災や伝承、復興について考えることは、人間だけではなく、この世に存在するあらゆる命を守り、繋げていく活動なのだと気づかされました。私は、幸いにも震災後の生活が「なんとかなってしまった」ことで、日常で防災について考えることがあまりありませんでした。これからは「なんとかなる」という気持ちを捨てて、実生活の中で防災について回りの人と考え、実践したいです。たくさんの気づきを与えてくださり、ありがとうございました。


澤津 洋一

僕は今回語り部の人たちのお話を聞き全てとても大切なことでしたがその中でも特に印象に焼き付いたのが宮城県石巻市出身で元中学校教諭である佐藤敏郎さんのお話で当時震災が起きた大川小学校での不適切な対応により避難が遅れ小学年生である次女の娘さんをはじめたくさんの救える命を失ってしまったこと、しかし敏郎さん自身が遺族の悲しみと教師として臨機応変に指示を出すことの難しさとお互いの立場の気持ちがわかるのが震災当時とても複雑な感情になり、とても大変だったと身に染みて感じました。こういったお話をはじめたくさんの語り部の人たち体験談を自身の家族をはじめたくさんの人達に伝えて南海トラフや今後のあらゆる災害に対してかつて起こった悲劇を繰り返さないように今の自分にできることをしっかり行動で示していきたいと思います。お話してくださった皆さん、本当にありがとうございました!


島田 創

本日は貴重な機会をありがとうございました。3ヵ月前、実際に大川小学校を訪れ、裏山に登りました。「こんな容易いことなのに何で(出来なかったんだ)」、と疑問に思ってしまったことは否めません。大川小学校の構内から話してくださった佐藤敏郎さんは、「子どもを救いたくない先生はいない」と仰っていました。そのような先生方の思いとは裏腹の結果になってしまったこと、私たちは忘れてはならないと思います。いかにして被害想定や防災を個人化し各人に届けられるかが、来る未曾有の災害を「自分ごと」として捉えてもらう鍵になると思いました。自分の住んでいる地域は、自分の住む家は、自分の大学は、自分の通学路は、自分の家族や友人は。これらの問いかけの日常化こそ、私たちに求められていることなのだと感じます。改めて、本日はありがとうございました。


住谷 由美

本日は貴重なお話を本当にありがとうございました。私は東日本大震災のことを全然知ることができていなかったんだなと思いました。現実で直面した方に話を聞くことは、私達がニュースや映像で見たり聞いたりすることとは全然違うものと言えるくらい、現実味があり聞くことで自分の中に落とし込む事ができたと感じています。もうすぐ12年が経とうとしている今でもまだまだ課題はあるし、これから何か災害が起きた時に役に立たせる事ができるものばかりで、今の世の中は危機感が足らず、皆にもっと知ってもらわなければならないなと思いました。災害時の避難所や仮設住宅の少しの工夫が大事だったり、学校で何かあった時に全員の命を救う為に、すぐに行動できるように備えることの大切さなど、起きた事実を受け止めて次に進もうとされている姿を感じ、本当にさまざまなことを知ることができました。未来に繋げていかなければならないこの出来事全てを、必ず伝えていきます。


髙橋 杏音

本日は貴重な講演を聞かせて頂き、本当にありがとうございました。よく言われる「自分事として捉える」ことが出来ていないという実感は以前からありましたが、今日改めてそれを痛感しました。無知は罪なのだと、そう思いました。またご講演の中で仰られていた、「行政が助けてくれるのは、震災発生時に生き残った命だけ」が物凄く印象に残っていますし、本当にその通りなんだと思います。今の私には具体的に何か行動を起こせる訳ではないかもしれません、ですが少なくとも今回のことで私の震災に向けられた意識は間違いなく変わりました。なのでここから、意識を行動として表せられるよう取り組んでいく所存です。


髙原 夕城斗

とても勉強になりました。避難所でのお話が特に印象に残り、お祭りの役員で避難所の役員を決めたということや、様々なルールをを決めることは、余震もまだある不安と混乱の中なのに役員の中の最高責任者みたいな方が居られたんだなと思いました。と同時にそういうことが出来るほど、日頃から対策が練らねているのだと感じましまた。もう起きることが確定している大地震に、備えることがどれだけ大事で、どれだけそれが生死に関わるのか実感できました。東日本大震災について、今まであまり学んできておらず、知らないことだらけだったので、全てが新鮮でした。本当にありがとうございました。


竹内 正弘

この度は、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。私のグループでは、「復興」というワードを探求することが目的だったのですが、秋元さんの話で「復興」することは必ずしもプラスになるわけではないというお話を受けて、被災を現地で体験した人にしかわからない気持ちもあると思うので、そのような点を考慮していきたいです。佐藤るなさんのお話で「復興」は、建物が戻ることなどの環境よりも、現地の人が笑顔になることが「復興」ということを受けて、検索サイトで調べるよりも、現地の方の体験が一番正しいと思うので、現地の人からの話をこれからは探求する上で生かしていきたいです。また、佐藤一男さんのお話で、支援を受ける際に物の偏りや、調味料や枕など、ジャンルは同じでも必要とされるものは違うので、今後はそのような点も多くの人に伝えていけるようにしたいです。今回の学習を活かし、東北で多くのことを学んできます。


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