#171
Radio Dialogue ゲスト:金誠さん「帝国と五輪」(2024/7/31)
Radio Dialogue_171
「帝国と五輪」
(ゲスト:金誠さん|安田菜津紀・佐藤慧 2024年7月31日配信)
五輪に限らず、国家がスポーツを利用してきた事例は枚挙にいとまがありません。ベルリン五輪マラソンで金メダルを獲得した孫基禎選手は朝鮮半島出身ですが、植民地支配下で「日本代表」として出場しています。この優勝は、大日本帝国の中でどのように位置付けされていったのでしょうか? 五輪と「政治」「国威掲揚」「スポーツウォッシング」の問題など、札幌大学教員の金誠さんと考えていきます。※本日のゲストコーナーは先日、7月27日に収録した音声をお送りいたします。
冒頭ニュース
▶五輪とイスラエル特集
▶「帝国と五輪」
ゲスト:金誠さん(札幌大学教員)【ゲストプロフィール】
▶金誠(きん まこと Kim Sung)
札幌大学教員、専攻はスポーツ史・朝鮮近代史。研究のテーマは朝鮮半島における植民地主義とスポーツ。植民地期の朝鮮においてスポーツがどのような政治的機能・社会的機能を持っていたのか、また朝鮮半島の脱植民地化のなかでスポーツの果たした役割はどのようなものであったのかを研究している。著書に『近代日本・朝鮮とスポーツ』『孫基禎ー帝国日本の朝鮮人メダリスト』、編著に『帝国日本と越境するアスリート』、共著に『平成時代の日韓関係』、『〈日韓連帯〉の政治社会学』などがある。
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