#182
Radio Dialogue ゲスト:空音央さん「社会と表現」(2024/10/16)
Radio Dialogue_182
「社会と表現」
(ゲスト:空音央さん|安田菜津紀・佐藤慧 2024年10月16日配信)
終わらない戦禍、国家権力による人権侵害、格差や差別、環境破壊――。様々な課題、問題が山積する現在ですが、関心を持ち、語り続け、それぞれのできる形で社会にかかわろうとする人々も大勢います。さまざまな創作活動は、そうした思いや声、言葉にならない感情などを、形にして他者に伝える大切な表現のひとつです。パレスチナに思うこと、今の社会に抱く思い、映像表現で大切にされていることなど、最新作『HAPPYEND』が劇場公開中の映画監督、空音央さんと一緒に考えていきます。
特集
▶「社会と表現」
ゲスト:空音央さん(映画監督)【ゲストプロフィール】
▶空音央(そら ねお)
米国生まれ、日米育ち。コネチカット州ウェズリアン大学で映画と哲学を専攻。以降、ニューヨークと東京をベースにフリーランスの映像作家、アーティスト、そして翻訳家として活動。短編映画、ドキュメンタリー、PV、ファッションビデオ、コンサートフィルムなどを監督。2015年に北海道平取町二風谷で現代に生きるアイヌ民族を撮ったドキュメンタリー『Ainu Neno An Ainu』をアーティストコレクティブLunch Bee Houseと共同制作。日本による植民地主義の歴史に苦しみながらも強く楽しく文化を守り続けているアイヌを追ったこのドキュメンタリー同プロジェクトのインスタレーション版が2017年に東京のイタリア文化会館で展示、2018年には東京G/P Galleryで展示される。2022年の恵比寿映像祭参加作品。アーティストグループZakkubalanの一人として、写真と映画を交差するインスタレーションやビデオアート作品を制作。2017年にはワタリウム美術館で作品を展示、同年夏には石巻市で開催されているReborn-Art Festivalに参加し、短編映画とインスタレーションを制作。2019年にはSingapore Biennale、Dojima River Biennaleに参加する。2020年、志賀直哉の短編小説をベースにした監督短編作品『The Chicken』がロカルノ国際映画祭で世界初上映したのち、ニューヨーク映画祭など、名だたる映画祭で上映される。業界紙Varietyやフランスの映画批評誌Cahiers Du Cinema等にピックアップされ、10月に発表されたFilmmaker Magazineでは25 New Faces of Independent Filmの一人として選ばれる。2022年にはSundanceのScreenwritersとDirector’s Labに参加した。長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』が2024年に公開される。
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