Radio Dialogue ゲスト:藤井克徳さん「優生思想に抗う」(2025/7/30)
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「優生思想に抗う」
(ゲスト:藤井克徳|安田菜津紀・佐藤慧 2025年7月30日配信)
今回の参院選では「日本人ファースト」という言葉が飛び交った他、「終末期延命治療の全額自己負担化」といった言説が物議を醸すなど、命の選別をするような発言が目立ちました。そもそも「優生思想」「優生学」とはどのようなものなのでしょう。かつてナチスドイツは強制不妊政策として通称「断種法」を制定、その後「T4作戦」と呼ばれる作戦が実施されました。一方日本では、1948年から1996年まで続いた優生保護法を違憲とし、国に賠償を命じる最高裁判決が昨年(2024年)下されました。津久井やまゆり園での殺傷事件から9年が経つ今、優生思想に抗うために必要なこととは? NPO法人日本障害者協議会代表の藤井克徳さんと考えていきます。
特集
▶「優生思想に抗う」
ゲスト:藤井克徳(NPO法人日本障害者協議会代表)【ゲストプロフィール】
藤井克徳(ふじい かつのり)
1949年福井市生まれ、青森県立盲学校高等部専攻科卒業。東京都立小平養護学校(現在の都立小平特別支援学校)勤務、在職中に、共同作業所全国連絡会(現在のきょうされん)の結成や、あさやけ作業所(東京・小平市)の開設に参加。内閣府障害者政策委員会委員長代理などを務め、現在はNPO法人日本障害者協議会代表、日本障害フォーラム(JDF)副代表、きょうされん(旧称は共同作業所全国連絡会)専務理事、(公財)日本精神衛生会理事、(公財)ヤマト福祉財団評議員、(公財)日本障害者リハビリテーション協会理事、陸前高田市(岩手県)ノーマライゼーション大使、精神保健福祉士。主な著書に『わたしで最後にしてーナチスの障害者虐殺と優生思想』(合同出版 2018)、詩集『心から希望が切り離されないように』(合同出版 2024年)など。♪Podcastチャンネルはこちら
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