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イベント情報

2019.10.1

【イベント:開催終了】シンポジウム「世界を『伝える』、未来を『考える』」開催のお知らせ

安田 菜津紀 Natsuki Yasuda

安田 菜津紀Natsuki Yasuda

佐藤 慧 Kei Sato

佐藤 慧Kei Sato

田中 えり Eri Tanaka

田中 えりEri Tanaka

安田 菜津紀 Natsuki Yasuda

安田 菜津紀Natsuki Yasuda

佐藤 慧 Kei Sato

佐藤 慧Kei Sato

田中 えり Eri Tanaka

田中 えりEri Tanaka

2019.10.1

イベント情報 #安田菜津紀 #佐藤慧

2019年10月より、Dialogue for PeopleはNPO法人としてスタートいたしました。(詳細はこちらをご覧ください。)

これを記念し、11月10日(日)にシンポジウムを開催いたします。設立の背景や、現在の社会における「伝える」ことの可能性、そして「対話」を通して実現する未来について、様々なゲストとともにパネルディスカッションを行います。お誘い合わせの上、ぜひお越しいただけますと幸いです。

◆2019.11.10 Updated!
本イベントは終了しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

◆2019.10.28 Updated!
本イベントは定員に達したため受付を終了しました。


NPO法人Dialogue for People 設立記念シンポジウム
「世界を『伝える』、未来を『考える』」

【概要】
日時|2019年11月10日(日)14:00~17:00 (13:30開場)
会場|ブリット記念ホール(聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ 3階)
〒150-8938 東京都渋谷区広尾4-2-24
最寄り駅は東京メトロ日比谷線「広尾」駅
https://www.u-sacred-heart.ac.jp/about/campus-pla.html
定員|400名

主催|特定非営利活動法人Dialogue for People
共催|聖心女子大学 グローバル共生研究所
(※入場無料・要申し込み)

【内容】
・Dialogue for People設立の背景と活動のご説明
佐藤慧(Dialogue for People代表理事/フォトジャーナリスト、ライター)

・パネルディスカッション
登壇者:
石川梵(写真家、映画監督)
SUGIZO(作曲家、ギタリスト、ヴァイオリニスト、音楽プロデューサー)
谷口真由美(法学者、大阪大学 非常勤講師、日本ラグビーフットボール協会理事)
堀潤(NPO法人「8bitNews」代表、株式会社GARDEN CEO)
モデレーター:安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

【お申し込み】
※定員に達したため受付を終了しました
こちらの専用フォームからお願いします。


※ご留意事項
・定員に達し次第、申し込みを締め切らせていただきます。
・登壇者は予告なく変更する可能性があります。
・駐車場はございません。お車でお越しの際は近隣の駐車場をご利用ください。
・会場内での飲食はご遠慮ください。
・当日はプレスが入る可能性があります。また、弊会記録用としても写真および動画を撮影予定です。
・当日の様子は後日SNS等で発信させていただきます。

問い合わせ先:info★d4p.world(★を@に変えてご送信ください。)


登壇者コメント

佐藤慧
Dialogue for People代表理事/フォトジャーナリスト、ライター
[FacebookTwitter]

「 “偏見” を越えて、それぞれが触れ合い、語り合える未来」

◆今を生きる人々、そして次世代に伝えていきたいこと
「伝える」ということは、種を植える行為に似ています。伝えられた何かは、影響の多寡はあれど、確実にあなたの世界に新たな色彩を加えます。僕が伝えていきたいことは、「人類はより良い社会を築いていける」という可能性です。人類の現在地だけを見ると、世界の問題に辟易してしまうこともありますが、未だ人間は、精神的にも、技術的にも進化の途上にいるのだと思います。技術のみが先走りするのではなく、そこに個々の命の尊厳を認める精神性が伴うことで、きっとより良い未来を築いていけるはずです。そんな「希望の種」を、僕自身も拾い集めながら、みなさんに伝えていけたら嬉しいです。

◆どのような未来を目指して活動をしていますか?
世界には70億を超える人々が暮らしています。そのひとりひとりに日常があり、大切な人々がいます。みなそれぞれ唯一の「わたし」を生きているはずなのですが、人はときにその個々人を、大きな主語で乱暴にくくり、自分とは違う世界に生きる人々であるというレッテルを張りがちです。そのような集団は、決して実在の、ひとつの意志を持った生き物ではなく、言葉で世界を認識せざるをえない人類が便宜的に使用している概念です。多様な人々が生きる社会において、ある集団の代表意見を集約する必要があることも事実ですが、それは決してそこに含まれる個々人の全てを表しているわけではありません。そのような「偏見」を越えて、それぞれが触れ合い、語り合える未来を目指して活動を行っています。

 

安田菜津紀
Dialogue for People副代表理事/フォトジャーナリスト
[FacebookTwitterInstagram]

「誰にも必ず持ち寄り合える役割がある」

◆今を生きる人々、そして次世代に伝えていきたいこと
紛争や自然災害、そうした惨状を知る度に、人は無力感に襲われるかもしれません。けれども私たちには持ち寄ることができる役割が必ずあります。私たちの活動も、その「役割分担」で成り立ってきました。取材で伺う現地で声を下さる方々がいて、それを持ち帰る私たちがいて、そして私たちが持ち帰ってきた声を広げて下さる方々がいます。これまで講演先で出会った当時の中高生たちの中には、すでに記者になったり、医療の道に進んだり、自分なりの役割を模索してくれている人たちがいます。そんな方々とも共に手を携えて活動ができればと思っています。

◆どのような未来を目指して活動をしていますか?
私の父のルーツは朝鮮半島にあります。日韓の間で外交や経済の問題が起きる度に、ネット上などには半島にルーツを持つ人々まで一くくりにして誹謗中傷する言葉が並び、心が痛みます。こうした「大きな主語」で物事を語るときほど、憎悪も煽られやすくなります。一方で、実際の出会いを通して、人は心の距離を縮めることができることも実感します。どんな国籍やルーツであっても、同じ場を分かち合うことができる未来に向けて、発信を続けていきたいと思います。

 

石川梵
Dialogue for People 理事/写真家、映画監督
[FacebookTwitterInstagram]

「大自然と共に生きることの素晴らしさ、大切さ、そして祈り」

◆今を生きる人々、そして次世代に伝えていきたいこと
色々あるのですが、最も伝えたいことといえば、やはり大自然と人間の共生。それなくして人間は生きていけない。その大切さを伝えたい。今、撮影しているインドネシアの生存捕鯨は正にそれを体現するもので、銛一本で鯨に飛びかかるあんな勇壮なくじらびとたちが、大自然の前では本当に謙虚で、また自然に対しても、自分たちの村社会でも和を尊びます。それは信仰や慣習という言葉に置き換えてもいいかもしれません。
大自然と共に生きることの素晴らしさ、大切さ、そして祈り、そうしたことを写真や映像で伝えるのが自分の仕事だと思っています。

◆どのような未来を目指して活動をしていますか?
こうあってほしい未来と、自分が貢献できる未来というのは別物です。
自分の写真や映像、ときには文章を通して人間という生き物の素晴らしさと地球の美しさ、素晴らしさを伝え続けたい。
世の中にはさまざまな問題が蔓延しており、それぞれにジャーナリスティックにアプローチしていくというのもひとつのやり方かと思いますが、それらが枝葉だとすれば、その中心にあるのが幹、つまり人間存在だと思います。幹がちゃんとしてなければ枝葉は枯れてしまう。逆もまたそうです。どちらも大切です。今の自分の仕事は幹を育てる(少しでも貢献する)ことだと思っています。
そういう意味では、人間が人間を心の底から愛し、尊敬できる社会、大自然への畏敬と感謝を忘れない世界が自分にとって目指す社会と言えるかと思います。

 

谷口真由美
Dialogue for People 理事/法学者、大阪大学 非常勤講師、日本ラグビーフットボール協会理事

Photo by Natsuki Yasuda

「人権は日本にいる人のみが享受するものでなく、人類が託されている権利」

◆今を生きる人々、そして次世代に伝えていきたいこと
今を生きる私たちが、次世代に託されているものに、基本的人権というものがあります。日本国憲法97条には「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試練に耐え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」とあり、また前文には「われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」とあります。人権は日本にいる人のみが享受するものではなく、そもそも人類の成果であり、人類が託されている権利なのです。

◆どのような未来を目指して活動をしていますか?
上記を踏まえると、未来から現在をみたときに、「過去幾多の試練」である出来事や、関わっている人たちに、自分自身は何ができるのかを常に考えています。74年前に敗戦となった大戦も、その時に反戦運動や政府を批判していた人たちはおられました。私たちは、そのことについて立派な人がいたんだなぁという感想を持つことはあります。では、その時代に生きていたら、自分自身はどうしていただろうか?何ができていただろうか?と想像します。未来を生きる人たちから「私」はどう見えるだろうか? そんなことを考えて動いています。

 

SUGIZO
Dialogue for People 理事/作曲家、ギタリスト、ヴァイオリニスト、音楽プロデューサー
[FacebookTwitterInstagram]

「あらゆる違いを認め合いながら、それらを超えて人々がひとつになれる社会」

◆今を生きる人々、そして次世代に伝えていきたいこと
お互いを攻撃し合う、殺めるという段階を一刻も早く卒業してもらいたい。
でないとわれわれの種族は自滅する道しかない。
人類の至らない点に気づき、覚醒し、次の段階に進んでもらいたい。
そして真に人類が争うことを止めた時、次の大きな進化が訪れる思う。

◆どのような未来を目指して活動をしていますか?
国、種族、宗教、あらゆる違いを認め合いながら、それらを超えて人々がひとつになれる社会。
命の尊さ、地球の恵み、そしてこの奇跡を全人類が分かち合い、平等に享受でき、生まれてきたことを祝福される世界。

 

堀潤
Dialogue for People 理事/NPO法人「8bitNews」代表、株式会社GARDEN CEO
[FacebookTwitterInstagram]

「人間としての尊厳を汚されない社会を目指し、現場の声なき声を伝える」

◆今を生きる人々、そして次世代に伝えていきたいこと
誇りをもつこと。それはあなたがあなたらしく生きること。わたしはこの世界で唯一のかけがいのない存在だと、思えること。

◆どのような未来を目指して活動をしていますか?
人間としての尊厳を汚されない社会でありたい、そのためにわたしができることは発信。現場の声なき声を伝えていきたい。


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