安倍元首相の銃撃事件を受けて
date2022.7.8
categoryお知らせ
安倍元首相が銃撃されたことが報じられています。この社会に必要なのは、暴力で口をふさぐことでも、まして命を奪うことではありません。こうした手段を強く非難します。安倍氏の無事を祈ると共に、民主主義を保ちたい、という意思を込め、私は投票に向かいます。
この事件が報じられた直後、演説に集まっていた方、関係者の方で、ほかにケガをされた方がいないかも気がかりでした。負傷していなくても、こうした現場を目の当たりにすることは、心に深い傷を残してしまうはずです。ニュースを通して触れただけでも、動揺している方々がたくさんいるでしょう。そうした方たちが、「自分が弱音を吐いている場合ではない」と心を押しつぶすことなく、ケアにつながることを願います。
そして、ネット上にはすでに「犯人は在日」「日本人じゃないに決まってる」という声が、残念ながら溢れています。犯人の出自がどうあれ、属性をことさらに強調し、凶悪性と結びつけて語ることが、社会の中でどのような影響をもたらしてしまうか、誰を脅かすのかを考えなければなりません。「正義感」で拡散しそうになった方も、どうか一度立ち止まって、「再考」してみて下さい。それが、暴力の連鎖を止める上で大切な一歩となるはずです。