「第34回友情のレポーター」募集延期のお知らせ
date2020.4.9
categoryお知らせ
安田菜津紀が審査員および現地同行を予定しておりました「第34回友情のレポーター」につきまして、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響に鑑み、2021年への延期が決定したことをお知らせいたします。事態の終息後、海外の受け入れ態勢が整うこと、また参加していただく方々の安全確認が出来次第、募集に向けた準備を進めてまいります。大変残念なお知らせとなり恐縮ですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
メッセージ
友情のレポーター募集を心待ちにしていた皆さん、こうした状況となってしまい、私も心苦しい思いです。レポーターたちは毎年、貧困や様々な困難の中を生き抜く子どもたちを現地で取材してきました。世界がウイルス感染拡大のニュース一色になっても、彼ら、彼女たちの置かれた状況は変わりません。むしろ日ごろから収入や医療環境の心配しなければならない家族が、益々追い詰められてしまうかもしれません。貧しい家々が密集する地域やテントが隣り合う難民キャンプでは、感染拡大のリスクが高いのではという懸念もあります。友情のレポーターとして現地に渡航できなくても、どうかこうした子どもたちに思いを馳せて下さい。そして、私たちに今何ができるのか、共に考えましょう。安心、安全にレポーターの渡航ができるようになった時、また皆さんからの応募をお待ちしています。
フォトジャーナリスト
安田菜津紀
「友情のレポーター」とは
世界の国で取材を行いながら、日本と取材先の子どもたちの友情を取り結ぶのが「友情のレポーター」です。帰国後は自分たちが見たこと、知ったことを日本の人々に広く伝え、日本で暮らす私たちにはどのようなことができるのかを考えていくのがその役割です。 95年の開始以来、カンボジアやフィリピン、東ティモールなどの国々にレポーターが派遣されています。昨年も、安田菜津紀は事前の審査とフィリピンでの取材に同行し、レポーターとの交流を深めてまいりました。
詳細はこちら(外部サイトにリンクします)。
※ 本スタディツアーを主催する認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)による発表はこちら。延期による募集再開の時期などの詳細は引き続きKnKのサイトをご覧ください。
【第34回友情のレポーター募集延期のお知らせ】
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