【インタビュー】ウクライナ東部ドネツク州から避難したロマの一家―スウェタさんインタビュー
ウクライナ東部ドネツク州から避難したロマの一家―スウェタさんインタビュー
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※本インタビューは2022年6月13日に収録したものです。
▶インタビュイー
スウェタさん(ウクライナ東部ドネツクより避難)
2022年6月にウクライナ東部から避難してきたというスウェタさんは、息子のアレクセイさん、そして2人の孫たちと共にこのシェルターに身を寄せていた。元々ドネツクに暮らしていた一家は、2014年から続く戦闘で家を焼け出され、各地を転々とした後、今度は2022年2月24日にはじまったロシアによる軍事侵攻で、西部への避難を余儀なくされたという。
「アレクセイの妻、つまり孫たちの母親は、爆撃で怪我を負った後、心臓の疾患で死んでしまいました。今は私が、孫たちの世話をしています」と、スウェタさんは肩を落とす。
「子どもたちはまだ、すべてを理解するには幼すぎます。それでも、大きな音が鳴るたびに怯えるんです。近くの教会の鐘の音ですら怖がります」と、アレクセイさんも深くため息をつく。
シェルターで暮らす人々の中には、「同じ避難者同士、出自など関係なく助け合ってここまで来た」と語る人もいれば、その道中でさえロマとして差別的な扱いを受けたと語る人もいる。
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