【お知らせ】NPO法人化のご挨拶とサイトリニューアルのお知らせ
date2019.10.1
categoryお知らせ
いつもDialogue for Peopleのウェブサイトをご覧くださり誠にありがとうございます。
2019年10月より、Dialogue for PeopleはNPO法人として新しくスタートすることになりました。また、これに伴い、ウェブサイトをリニューアルいたしました。
今まで取り組んできた、様々な社会課題を「伝える」活動を軸としながら、理事を含めたネットワークの活用と発信方法の多様化によって、沢山の方々と思いを共有しながら、共に考え、行動する機会を作り出し、社会課題の解決につながるきっかけを生み出していきたいと考えています。
代表理事挨拶
境界線を越えた、平和な世界を目指して -共生への希望を見出すために「対話」を紡ぐ-
フォトジャーナリストを志すきっかけになった9.11同時多発テロ事件から20年近くの歳月が過ぎようとする今、世界各地で様々な「境界線」を巡る対立が一層深まっているように感じられます。自らの正当性を主張し相手を非難し続けることでは、どちらかの生き残りを賭けた争いになるのは明白で、そこに解決の糸口は見出せません。こうした中、現代を生きる私たちはどのようにより良い未来を築いていけるのでしょうか。
世界に存在する違い、多様性は、決して先進的、後進的という言葉で単純に分かつことのできないものです。「途上国」と括られがちな国々で、不便な生活だからこそ感じる日々の感謝に気づくこともあれば、自然と生きる知恵について学ぶこともあります。凄惨な戦争を経た地域からは、平和の貴重さと赦すことの尊さを、移民、難民の押し寄せる国々からは、国民国家という概念の限界と、新たな社会を築く可能性について考えさせられます。お互いを「敵」と罵り合う地域でも、それは未知と恐怖ゆえの幻影に過ぎないことも少なくありません。問題は、それらが大きな主語の中で見えづらく、感じづらいものになってしまっていることです。そこに暮らす「あなた」と、ここにいる「わたし」が、尊厳を持った同じ人間であると改めて気づけたならば、対立の代わりに「対話」が生まれ、平和な未来に向けて歩みを進めることができるのではないかと考えます。
Dialogue for Peopleは、写真や文章、多様な表現を通じて、世界中の人々が対話に希望を見いだせる世界観を伝えるために設立されました。様々な国や地域での取材やプロジェクトの実践を通じて、その中に生きるひとりひとりの人間を見つめ、大きなニュースからは零れがちな、問題の根本原因を見つめます。
わたしたちの活動は「答え」を提示するものではありません。答えがわからないからこそ、みなで考えて行くためのきっかけを創りたいと思っています。誰もが「対話」に加わり、希望を見出せる未来を目指して。
NPO法人Dialogue for People代表理事 佐藤 慧
団体概要
名称:特定非営利活動法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)
設立:2019年3月23日
法人格取得:2019年5月17日
所在地:東京都中野区
代表理事:佐藤慧
副代表理事:安田菜津紀、中山大輔
理事:石川梵(写真家・映画監督)、在間文康(弁護士)、SUGIZO(ミュージシャン)、谷口真由美(法学者)、堀潤(ジャーナリスト)
監事:石井宏明(団体職員)、潤間拓郎(行政書士)
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設立を記念し、11月10日(日)にはシンポジウムを開催いたします。ぜひお越しください。
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