【プロジェクト実施報告】「加害の歴史に向き合うために」
date2024.8.30
categoryお知らせ
Dialogue for People(D4P)は2024年3月、日本の加害の歴史に関する取材・発信にさらに力を入れるため、新規プロジェクト「加害の歴史に向き合うために」を立ち上げ、支援を募りました。
目標を上回る多くの方からご寄付が集まり、合計金額は約173万円(2024年5月31日付)となりました。
このご支援により、東ティモールでの長期取材を実現することができました。以下、取材の実施報告を掲載いたします。
東ティモール取材報告
2024年6月実施。取材者2名・14日間。首都ディリおよびバウカウ県・ラウテン県・エルメラ県などで取材。取材にかかった費用:合計 約189万円
・渡航費: 約62万円(航空券往復2名分・ビザ代)
・取材費: 約87万円(取材協力者謝金、通訳費、現地での交通費、滞在費、保険料、その他取材に必要な費用)
・人件費: 約40万円(事前調整、現地取材、事後の記事執筆等を含む・2名分)※ 円安による航空券代の高騰に加えて、整備されていない道を雨季の中、車で長時間かけて地方まで移動した際の交通費や、現地の言葉を話す方への聞き取りのため、通訳者2名が必要になったことなどの理由により、多額の取材費がかかりましたが、ご支援を元に取材を実施することができました。
太平洋戦争期、アジア各地で日本軍による侵攻や占領が行われ、おびただしい加害の傷跡を残しました。
各地に残る「痛み」に向き合い、その記憶を継承するためにーー。
D4Pではこれからも、加害の歴史と現地の声を伝えていきます。
特集ページ「加害の歴史に向き合うために」では、本プロジェクトにより実現できた発信をまとめてご紹介しています。ぜひご覧ください。