カエルのしま / D4Pメディア発信者集中講座2023課題作品 上條舞
date2023.10.5
categoryD4Pメディア発信者集中講座2023
カエルのしま
わたしは歴史の教科書から「従軍慰安婦」や「強制連行」の文言が削除されている現状に危機感を抱いている。なぜなら、加害の歴史を共有し、二度と過去のような過ちを起こさないという反省を後世につなげていかなければ、自分たちに都合の良い歴史しか知らず、被害者の声が届かなくなるばかりか、被害者意識をもつことさえあるからである。そしてその意識は現在の外国人排除ともつながっていると考えるため入管問題をテーマにした。
絵本で伝えようと思った理由は教科書がダメなら学校に入る前に絵本を通して多様な視点に出会い、「問うこと」の大切さを伝えたいと思ったからである。この絵本が親子や友達との対話のきっかけになればいいなと思い、石岡さんの問いづくりワークショップで学んだ「受け手の思考が動き出す問い」「受け手を対話に誘うような問い」を意識して作成した。▶︎表現形式:絵本
▶︎想定される受け手:小学生以下の子ども
▶︎制作:上條舞
- こちらは、D4Pメディア発信者集中講座2023の参加者課題作品です。全国各地から参加した若者世代(18~25歳)に講座の締めくくりとして、自身の気になるテーマについて、それを他者に伝える作品を提出していただきました。