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Feature特集

2021年春特集「ひとつひとつの物語に寄り添う」

2011年3月に起こった東日本大震災から10年の月日が経とうとしています。Dialogue for People(佐藤慧・安田菜津紀)は震災以降、被災された地域の取材を続け、現地でお話を伺わせていただきながら、街の移り変わりや、そこに暮らす人々の姿を見つめてきました。

「10年」――そのようにひとことで括っても、積み重ねてきた日々はひとつとして同じものはありません。「死別」や「喪失」、そうしたわかりやすい表現からはこぼれ落ちる、言葉にならない大切な想いが、ひとりひとりの人生の物語には存在します。「復旧」や「復興」とは、その物語に寄り添い、明日という日を、生きて行こうと思える温かな居場所を築くことなのかもしれません。

取材を通じて、巡り合わせの中で頂いてきた声から、教えていただいたこと、考えていきたいことを、この3月、みなさまとともに分かち合うことができれば幸いです。


2021年春特集
「ひとつひとつの物語に寄り添う」

東日本大震災から10年を迎える2021年春、NPO法人Dialogue for Peopleでは「ひとつひとつの物語に寄り添う」をテーマに、震災からのあゆみやいのちについて考える情報を発信し、みなさまと共有するとともに、広くご支援、ご寄付を募集します。

特集期間中は、今までの取材活動を振り返る記事や、撮り重ねてきた写真の紹介、新たなインタビュー映像など、さまざまな形で発信を続けて参ります。今だからこそ、改めてお伝えしたい過去の記事も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

          

特集記事・コンテンツ

震災直後に刊行し、今まで開くことができなかった著書。10年後、いま改めて振り返る


岩手県陸前高田市で感じた、伝える役割を担う者の軸足、耳を傾けるべきものについて


福島県大熊町の木村紀夫さんが語る「被災地と原発、私たちの未来」

当時6歳の娘・愛梨さんを亡くされた宮城県石巻市の佐藤美香さんが今、抱く思い

岩手県陸前高田市の防災士 佐藤一男さんが語る、自分と大切な人を守るための「身の回りの防災」


津波に流された母、悲しみに沈み亡くなった父を想い、命との向き合い方を考えた佐藤慧の10年間

(※随時更新して参ります。)

          

あわせて観たい・読みたい

Dialogue for Peopleの過去の記事・映像から、テーマにあったものをご紹介します。

● 東北各地を見つめて-これまでの現地取材レポート

● 関連エッセイ

● いのちを守るための「防災」

● 災害が起きた時、知っておきたいこと

● 東北の方々の息吹を、タテタカコさんの楽曲にのせて

(音楽:タテタカコ/収録アルバム「十」[2019.9 release]|写真:安田菜津紀|映像制作:Dialogue for People)
本映像に使われている写真は、安田菜津紀が東日本大震災以降、継続的に東北各地を訪れる中で撮り重ねたものです。写真に映る人や場所にはそれぞれの時間が流れていることを、この映像を通じて感じていただければ幸いです。

          

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「ひとつひとつの物語に寄り添う」

Dialogue for Peopleの取材、情報発信の活動は、皆さまからのご寄付によって成り立っています。東日本大震災から10年を迎える2021年春は、「ひとつひとつの物語に寄り添う」と題し、震災以降の東北各地のあゆみやいのちについて向き合う記事や映像の特集を展開中です。一人一人の声を「伝える」ことから「共感」を育み、「対話」を生み出すこの取り組みを支えるため、あたたかなご支援・ご協力をよろしくお願いします。

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